記事のポイント
- 地下1階にはどんな室が必要?
- 1,2階の室の振り分けが簡単な方法は!
- 構造計画について
- 設備計画は結構やること多め!!
地下1階にはどんな室が必要?
電気室、機械室は地下の指定がありますが空調機械室は指定がありません。40m2は必要ですがなるべくなら地下に配置し、1,2階は他の要求室のために空けておいたほうが楽な計画になります。
浴室は露天風呂が要求されていますが、上階からの視線を考慮して庇又はピロティーなどが必要です。その際、床面積に算入するかどうかも同時に考えましょう。容積率オーバーなんてことがないように!
また屋外にリラクセーションスペースがあり浴室、トレーニングルームも地下1階でまとめて計画するのが正解でしょう。
1,2階の室の振り分けが簡単な方法は!
利用者の動線を考えると1階にレストラン、コンセプトルーム、ラウンジ、地域ブランドショップを配置しましょう。もちろん管理部門も1階がよいでしょう。
コンセプトルームは地域の情報発信の場であるのでなるべくエントランス近くがよいです。
レストランは客席部分は利用者がアクセスしやすく厨房は管理部門からアクセスしやすい位置としましょう。また食材やゴミの搬出入も考えなければならないので外部環境も合わせながらプランニングしてください。
客室は条件より全て眺望を考慮し2階になります。ただし納まらない場合は割り切って一部を1階にしましょう。その場合車いす利用者用の客室Bを1階にするのが妥当でしょう。
また2階は歩行距離を考えなくてはなりません。今回は歩行距離は50m、重複距離は25mです。もし足りなくなった場合は外部階段を設けましょう。そのときは床面積建築面積に算入されない大きさにしておいたほうが面積計算に間違いがありません。
構造計画について
敷地南側が軟弱であり、地下部分は土圧、水圧を考慮すると不同沈下を防ぐたてにも根入れは2.5m程度とし、べた基礎にしておけば問題ありません。
設備計画は結構やること多め!!
パッシブデザインが求められています。具体的には太陽光パネルや天窓による通風、太陽熱、地中熱、井水があげられます。積極的に描きいれてアピールしましょう。
空調は外気処理空調機+ファインコイルユニット方式という指定があるので空調室から各階へのDSを忘れずに描きいれましょう。
まとめ
以上が平成29年一級建築士製図試験の合否ポイントになります。条件としては例年通りでしたが、敷地段差の利用による地下1階の作図と車回しが大きいことがかなりプランに制約を与えたため苦労した受験生が多かったように思われます。
これからも一級建築士製図試験を解説していきますので、是非参考にしてください。

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