平成30年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その3>

前回は敷地条件を中心に解説していきました。今回はいよいよ建物本体のポイントについて解説します。
要求図面は


  • 1階平面図・配置図(縮尺1/200)
  • 2階平面図(縮尺1/200)
  • 3階平面図(縮尺1/200)
  • 断面図(縮尺1/200)
  • 面積表
  • 計画の要点等

と例年とあまり変化はありません。数年前までは床伏図の要求がありましたが、ここ数年3階に置き換わっています。




記事のポイント

  1. 要求室の設置階はどこが適切だった?
  2. プールに悩んだ課題であった。何が正解だった?



要求室の設置階はどこが適切だった?

まず想定しなければいけないのは健康増進部門をどの階に設置するか、です。

事務室は1階がベターでしょう。そうするとコンセプトルームも1階ということになり、プールを2階に配置すれば大枠の配置はもう終了です。

コンセプトルームは去年も要求されました。使い方は自由に設定できますが、平成30年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その1>に書いたとおり健康増進と世代間の交流が主な目的なので記述問題で記載することになります。設置場所とコンセプトルーム使われ方の意味に不整合がないように気を付けましょう。

プールに悩んだ課題であった。何が正解だった?

最大の難関がプールです。この課題のメインとも言える室なのでしっかりと押さえておきたいところです。

長さ18m、幅10m、プールサイド2m。長さ方向は18+2+2の計22m。ですがここで注意が必要です。450m2の指定を忘れてはいけません!それらを考慮すると28mは必要です。
ここで判断の別れ道。

に計画するかに計画するか?

受験生のプランを見ると縦横どちらにするかで全体プランが大きく変わると思います。
南北方向(横)にするとどうだろうか?実際に図面上に想定してみればわかるがかなりキツいプランになってしまう。ここは素直に北南方向(縦)のほうがギリギリではあるが納まるプランになりやすい。もちろん横でも他の室を詰め込めれば問題はないだろう。

まとめ

近年の一級建築士製図試験の傾向ですが、プランの自由度がかなり高いです。受験生の方のほとんどが資格学校に通っている又は通っていた方だと思いますが、資格学校の課題は答えが一つしかなりえないような問題の仕様になっているので、本番試験であまりにも自由度が高くエスキスの糸口が見えないと言っている人が多いです。

課題では学校の思う通りの回答がすんなりできていたのに本番では時間ばかり経過してしまうことはよくあることです。普段のエスキス練習時点で本番を意識した訓練が必要なのは間違いないでしょう。

今日は以上です。次回「平成30年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その4>」では具体的な課題の解き方について解説します。




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