記事のポイント
- 建物規模を間違えずに設定できたか?
- メインアプローチが一番の難関!
- 傾斜地に考慮って、どうすればいいの?
- その他の要点
建物規模を間違えずに設定できたか?
最初に立ちふさがる難関は建物規模をどうするか?です。
忘れずに考慮しなければいけないのが屋内利用のピロティが面積に算入されてしまうことです。
そのほか、客室の配置計画がかなり厄介であったと思います。全室眺望に配慮しなければならず、北側には配置できません。また間口が心々で4mなのでよく使われる7m×7m又は7m×6mグリットでうまく納まらず、場合によっては一部客室を1階に配置するなどの変形したプランにする必要があります。
メインアプローチが一番の難関!
車回しが12m円内接という条件から建物が綺麗な四角形で計画するのは難しくなります。また歩行者通路も設けなければならないので最低でも北側に14~16mの空きが必要になります。
車回しから西側駐車場へアプローチしなければならないことと、北側道路であることから車寄せは西側辺りになります。そうなるとメインアプローチは東側又は西側になるでしょう。
傾斜地に考慮って、どうすればいいの?
高低差を利用した、地下1階を作らなければなりません。
また南側が軟弱地盤なので地下は南側に計画するのが正解でしょう。軟弱地盤の範囲から3スパンくらいが地下1階範囲になります。
その他の要点
計画に当たっての留意事項にパッシブデザインの要求があります。自然採光や通風が求められいるので吹き抜けや天窓など組み合わせて採点者にアピールしましょう。
また、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に規定する特別特定建築物に該当し、建築物移動等円滑化基準を満たすものとする。」とあることからとくに客室Bは引き戸を使い、便所も車いす用の大きさを確保しましょう。
まとめ
今回の課題の最大の難所は車回しと建物規模の設定であると思われます。最初のうちにこれらのアプローチ関係を固めておかないと後々面倒なことになるので、動線も含めて間違いのないようにしておきましょう。
今日は以上です。次回「平成29年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その5>」でも具体的な課題の解き方について解説します。

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