建物の設計に携わっている皆さんなら外部環境が内部プランに与える影響をよくご存知だとおもいます。そこで内部プランに大きく影響お及ぼす外部環境からプランを考えていきましょう。
記事のポイント
- 建物周辺の空きスペースと建蔽率の関係。
- 「歩行者専用道路」はどう扱えばよかったのか?
- 「利用者の靴の履き替え等を考慮」とは何を意味していた!?
建物周辺の空きスペースと建蔽率の関係。
例年の課題では必ずと言って良いほど駐車と駐輪スペースを求められてきました。しかし今回は小学校の跡地利用とうだけあって計画地以外のスペースがすでにあり、わざわざ計画地に設けなくてもよいと思われます。
ただし求められていないからといって計画地に目いっぱい建物を配置してはいけません。わかりますよね?そう、建蔽率70%です。
1,664m2×0.7=1,164.8m2以下
となります。
平成30年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その2>で計算したとおり、建蔽率から割り出すと23グリッドが限界です。(7m×7mのとき)
グリットを割り当て最低でも四周に2マスはあけておきましょう。これで建物の大枠はきまりました。
「歩行者専用道路」はどう扱えばよかったのか?
南側にある歩行者専用道路は何に該当するのか?突然見慣れない言葉にとまどった受験生も多かったと思います。ただ「道路」となっているいじょう道路として扱うのが妥当でしょう。
そうなると注意しなければならないのが
- 道路斜線
- 延焼の恐れのある部分
です。
まず道路斜線ですが、問題用紙の配置をよく見てみましょう。学科試験をクリアした皆さんなら当然だと思いますが、道路の反対側に公園がありますので、斜線はかかりません。
次に延焼の恐れのある部分ですが、道路中心から1階部分は3m、2階部分は5m、3階部分は5mが該当します。この程度の法文は暗記してしまいましょう。建築士試験が合格したあとの実務でもしょっちゅう出てくる言葉ですし、意匠計画において一番最初に頭に入れ置かないと後々面倒なことになる部分です。
「利用者の靴の履き替え等を考慮」とは何を意味していた!?
計画の要点で靴の履き替えについて言及がありました。過去に道の駅の課題があったときは浴室に下駄箱を設ければ問題なかったのですが、今回はどの範囲が下足でどこからが上足かなど細かいことは求められていません。
これは設計の自由度を重んじる近年の課題の特徴でしょう。現実的に考えればエントランス近くに下駄箱を用意して全員は着替えてもらったほうが後々のプランに制約がなくなってよいでしょう。
これは設計の自由度を重んじる近年の課題の特徴でしょう。現実的に考えればエントランス近くに下駄箱を用意して全員は着替えてもらったほうが後々のプランに制約がなくなってよいでしょう。
まとめ
外部環境が建物内部プランに大きく影響してくることがわかりましたね。
今日は以上です。次回「平成30年一級建築士製図試験の合否ポイントは?<その5>」では具体的な課題の解き方について解説します。

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